「毎日アイロンを使う人へ!髪を傷めずにサラツヤヘアを保つ秘訣」/品川区中延髪質復元×ハーブマジック美容室Pensiero【ペンシエロ】
毎日のアイロン使用で髪を守る!ダメージ軽減のコツ
こんにちは!今回は、ストレートアイロンやヘアアイロンを日常的に使用する方に向けて、なるべく髪へのダメージを軽減しながら使う方法をご紹介します。アイロンはとても便利なツールですが、間違った使い方をすると髪が傷んでしまう原因になります。正しい知識と工夫で、綺麗な髪を守りながら理想のヘアスタイルを手に入れましょう!
ストレートアイロンで髪がまっすぐになる理由を徹底解説!
ストレートアイロンを使用すると、髪がなぜまっすぐになるのか。それを理解するには、まず髪の構造と「水素結合」という特別な仕組みについて知る必要があります。髪は単なる繊維ではなく、科学的な結合の働きによって形状が保たれています。ここでは、水素結合の仕組みを中心に詳しく解説し、なぜアイロンが効果を発揮するのかを分かりやすく説明します。
髪の基本構造
髪は主に「ケラチン」というタンパク質で構成されています。このケラチンが集まって髪の強度や形状を支えています。さらに、このケラチンの中で重要な役割を果たすのが「結合」と呼ばれる分子レベルのつながりです。髪には以下のような3つの結合があります:
- シスチン結合(ジスルフィド結合)
- 髪の強度と形を固定する結合で、化学処理(パーマや縮毛矯正など)によってしか切れません。
- 塩結合
- 髪の内部で弱酸性やアルカリ性に応じて変化する結合です。
- 水素結合
- 髪の形状に大きく影響を与える結合で、水や熱によって簡単に切れて再結合します。
この中で、ストレートアイロンが働きかけるのは水素結合です。この結合が髪の形状を変える鍵を握っています。
水素結合とは?
水素結合は、髪のタンパク質間で生じる弱い結合です。この結合は以下の特徴を持っています:
- 水分に敏感
水に濡れると結合が切れ、髪が柔らかくなり形が変えやすくなります。 - 熱に敏感
熱を加えることで結合が再形成され、新たな形状を固定します。
たとえば、髪が濡れた状態では水素結合が切れているため、自由に形を変えられます。その後、乾く過程で水素結合が再結合し、そのときの形が固定されます。これが、濡れた髪をドライヤーでセットすることでスタイルを作れる理由です。
ストレートアイロンの仕組み
ストレートアイロンは、水素結合を切断し、再結合させる仕組みを利用して髪をまっすぐに整えます。以下はその具体的なプロセスです:
- 熱を加える
アイロンの高温が水素結合を一時的に切断します。この状態で髪は形を変えやすくなります。 - 髪をまっすぐに整える
アイロンを髪に滑らせることで、熱が髪の繊維を均一に温め、まっすぐな状態に整えます。 - 再結合を促す
髪がアイロンで温められると、水分が蒸発して乾燥します。この過程で水素結合が再結合し、髪は新しい形状、つまりまっすぐな状態を保持します。
水素結合とストレートアイロンの関係を分かりやすく例えると
水素結合の働きを身近な例で例えると、「折り紙」と似ています。
- 濡れた髪は柔らかい折り紙のようなもの。好きな形に折り曲げることができますが、その形はまだ固定されていません。
- アイロンを使うと、折り目をしっかりとつけるイメージ。熱と圧力で形が固定され、まっすぐな状態が完成します。
このように、ストレートアイロンは水素結合の「柔軟性」と「再結合力」を活用して、髪をまっすぐな状態に導きます。
ストレートアイロンを効果的に使うポイント
水素結合が髪をまっすぐにするカギである一方、熱の使い方を間違えるとダメージの原因になります。以下のポイントに注意して使用しましょう:
- 適切な温度を設定する
髪質に応じた温度を選びましょう。一般的には150~180℃が推奨されます。 - 髪を完全に乾かしてから使用する
濡れた髪にアイロンを当てると、水分が急激に蒸発しダメージを引き起こします。 - 一度に同じ部分を何度も滑らせない
1回で十分にまっすぐになるように、少しずつ髪を取ってゆっくりと滑らせます。 - ヒートプロテクト剤を使用する
熱から髪を守るために、ヒートプロテクトスプレーを使うとダメージを軽減できます。
ストレートアイロンによるダメージの原因を徹底解説
ストレートアイロンは髪をまっすぐに整える便利なツールですが、正しく使わないと髪にダメージを与えることがあります。その原因を大きく分けると、必要な水分の蒸発、タンパク変性、そしてキューティクルの損傷の3つに分類されます。ここでは、それぞれについて詳しく解説し、なぜダメージが起こるのか、どのように防ぐべきかを説明します。
必要な水分の蒸発
髪の健康を保つためには、内部の水分量が非常に重要です。髪はドライヤーで乾かした後でも完全に乾燥するわけではなく、約10%の水分が髪の内部に残っています。この水分が髪に柔軟性や艶を与える役割を果たしています。
しかし、ストレートアイロンを高温で使用すると、必要な水分までもが過剰に蒸発してしまい、以下のような影響を及ぼします:
- 髪が乾燥してパサつく
水分が失われた髪は、潤いを保てず乾燥した状態になります。その結果、手触りが悪くなり、艶が失われます。 - 髪の柔軟性が低下する
水分が蒸発すると、髪が硬くなり、引っ張った際に切れやすくなるため、枝毛や切れ毛の原因になります。
対策
- アイロンを使う前に髪を完全に乾かす
濡れた髪にアイロンを当てると、表面の水分が急激に蒸発し、高温によるダメージが増幅します。 - 適切な温度で使用する
髪質に合わせて140~180℃程度の温度を設定することが重要です。 - ヒートプロテクト剤を使用する
熱から髪を保護するスプレーを使用することで、水分の蒸発を防ぎます。
タンパク変性
髪は主に「ケラチン」というタンパク質で構成されており、このケラチンが髪の強度や形状を支えています。しかし、ストレートアイロンの高温を繰り返し使用することで、髪のタンパク質が硬く変質してしまう現象が起こります。これをタンパク変性と呼びます。
タンパク変性のプロセス
- 高温の熱でタンパク質が凝固する
熱がタンパク質に作用すると、元の柔軟な構造が壊れ、硬くゴワゴワとした状態になります。 - 髪の内部が損傷する
繰り返し高温を当てると、髪の繊維構造が破壊され、修復不可能なダメージが蓄積します。 - 炭化のリスク
さらに高温でアイロンを使い続けると、髪が焦げたように黒く炭化してしまい、この状態になると物理的に修復することは不可能です。
影響
- 髪がゴワついて扱いにくくなる
- 熱に対する耐性が下がり、さらに傷みやすくなる
- 髪の柔軟性が失われ、引っ張ると簡単に切れる
対策
- 温度管理を徹底する
一般的な髪質には150℃前後の温度で十分です。高温設定は極力避けましょう。 - アイロンの回数を減らす
同じ部分を何度もアイロンで滑らせるのはNG。1回で整えるように心がけましょう。 - 定期的なヘアケアを行う
タンパク質を補充できるトリートメントや、髪の修復に効果的な製品を使用しましょう。
キューティクルの損傷
キューティクルとは、髪の表面を覆ううろこ状の層で、内部のタンパク質や水分を守る「髪の盾」の役割を果たしています。しかし、ストレートアイロンの熱や摩擦によってキューティクルが剥がれると、髪の内部が無防備になり、以下のようなダメージが発生します:
- 内部の栄養分や水分が流出する
髪が乾燥し、栄養不足による枝毛や切れ毛が増えます。 - 外部の刺激に弱くなる
紫外線や摩擦の影響を直接受けやすくなり、さらに髪が傷みやすくなります。
摩擦によるキューティクル損傷
アイロンを強く押し付けて滑らせると、物理的な摩擦がキューティクルを削り取ります。これにより、髪表面がザラつき、見た目も手触りも悪化します。
対策
- アイロンをゆっくり滑らせる
一箇所に熱を集中させず、均一に熱を伝えることで摩擦を軽減します。 - 適切なヘアケアを行う
キューティクルを補修できるトリートメントやオイルを使用しましょう。 - アイロンの使用頻度を抑える
毎日の使用は避け、必要なときだけに限定することで、キューティクルへの負担を軽減できます。
潤うミネラルカラー ¥16,500【税込】
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